平成30年第3回定例会 9月19日

◆11番(船引嘉明)
 議長のお許しをいただきましたので、さきに通告いたしました1点につきまして質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 まずは、今年の豪雨災害、台風、このたびの北海道胆振東部地震で被災されてお亡くなりになられた方々のお悔やみと御冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、被災された皆様方の生活が一日も早く平常に戻ることを願っております。
 それでは、本題に入ります。公共施設の整備についてであります。
 世の中が世界情勢の急激な変化とともに社会資本が逼迫していく中、人の価値観も大きく変わり、市政に対して求められる要請も複雑になるばかりで、かじ取りもその手腕を問われるところです。また、このタイミングで、高度成長期に建てられた公共施設も老朽化や機能低下が起こり、さらには財政的にも生産年齢人口の減少はこの先の税収の落ち込みなど、心理的にも不安が募り、これから先の大変な局面が予測されております。そのような中ではありますが、小牧市は財政的に恵まれているといえども、次世代に対しても無理無駄が起こらないようなコンパクトシティの視点に切りかえ、先々を見据えためり張りのある施策や新規施設を計画的にバランスよく行う公共施設マネジメントが求められております。
 特に、後々のことを考えて、計画が円滑に進むように、いかにサイレントマジョリティと言われる潜在化している市民の意向を日ごろから酌み上げ顕在化させ、新しい公共サービスに応えていく必要があると考えます。
 つい先月、行政調査でこども未来館の基本構想の参考事例として取り上げられておりました函館市のみらい館とキッズプラザを視察させていただき行政の奮闘ぶりを目の当たりにして、公共施設の整備に関して、本市の進め方が気にかかるわけであります。
 函館では、行政サイドが市民に対し、市民の福祉向上のために、そして市民が夢と希望を持って主役となり続けられるよう、きめ細かな対話を大切にして進めていることに驚きました。
 小牧駅周辺でさまざまな計画が進められていく中、市民の皆様からいろいろと声をいただいております。現在の市政が市民の意向をきちんと反映しているだろうかという素朴な疑問とか、今の市政運営でこの先の小牧は本当に大丈夫なのだろうかということのようです。市民の理解をよりしっかりと早く取りつけるために、集中的に関係各位との密度の濃い対話、議論、討論を重ね、市民の意見を大切に丁寧に進め、利用者の身になって、市税を納める市民の生の声をよく聞きよく練り上げて、心合わせをしていく必要があると考えます。
 今、当市では、子育て№1の都市宣言に合わせて(仮称)こども未来館を目玉に事業化が進んでおりますが、その内容がこれにふさわしいものか、A街区に計画されている新図書館との相乗効果について十分吟味を重ね、市民満足度の高い市民の自慢のスポットに育てていきたいものです。
 そこで、現在計画が進んでいる新しい公共施設の必要性について、わかりやすい説明を求め、市内の公共施設の整備についてお聞きします。
 私は事業自体に反対ではないけれど、その進め方やその中身については、もっと市民の声をよく聞いて吟味してもらった上で事業を進めてもらいたいので、あえて申し上げるのです。これは少し時間を要してでも、じっくりと、和をもってとうとし、この和こそ万物を結実成就させる源となるとの信念からです。市民の多くの皆様の不安を取り除き共感が得られれば、これをきっかけに円滑な地域づくりに拍車がかかり、まちが輝かしく発展することにつながるものと確信しております。
 そこで、(1)として、新図書館建設についての質問に入ります。
 これも市民の理解を十分に得ながら進めていく必要があると考えています。
 そこで、アとして、改めて、新図書館に関し、どのように市民の意見を聴き推進しているのかお尋ねします。
 次に、イとして、専門司書の充実についてであります。
 新図書館を市民に愛される、よりよい図書館としていくためには、市民ニーズを取り入れた建物を建設していくと同時に、そこで行うサービスが重要であると考えます。良質な図書館サービスを提供するためには、専門の司書の充実こそが大切だと思います。私自身、郷土の歴史の調べものをしたくて問い合わせたところ、事前に関係書籍を七、八冊引っぱり出しておいていただき、本当に助かりました。専門司書はとても重要な役割を担っておられることを実感しております。
 専門司書の現状は、本館で正職員7名中3人、業務委託は15名中約半数と伺っておりますが、これについては現在、どのように考えておられるか教えてください。
 次に、ウとして、来館者数を増やす工夫をどのように考えているかであります。
 今まで利用されていない方も含めて図書館の来館者をふやす工夫をどのように考えているのか、できるだけ利用者目線でわかりやすくお答えください。
 次に、(2)再開発ビルラピオについて。
 平和堂が撤退後、いろいろと動きがありましたので、今定例会で舟橋秀和議員も再開発ビルラピオの再構築の現在の状況について質問され、答弁されておりますが、再開発ビルラピオの機能や役割について、これまでの経緯を含めた現在の状況を改めて質問いたします。
 次に、(3)(仮称)こども未来館について、その役割についてお伺いいたします。
 これまでにも、長田 淳議員や稲垣美佐代議員、安江美代子議員などから質問がなされておりますが、改めてお聞きしたいと思います。
 (仮称)こども未来館は、ラピオの3階と4階にあったファニチャードームの撤退後、空床となり、また平和堂の撤退が発表され、新図書館の建設位置をA街区とする建設方針が示されたことにより、ラピオに整備することになったと記憶しております。
 2017年5月に(仮称)こども未来館の整備を発表後、同年6月に補正予算の議決を経て、整備基本構想策定業務委託のプロポーザルを実施し、同年8月にRIAに決定まであっという間でした。その後、2018年2月から3月にかけての基本構想(案)に対するパブリックコメントを実施したが、意見は全て整備に反対もしくは否定的なものであったと聞いており、その後についても、各地で会合が開かれ、疑問を持たれている市民は少なくありません。
 このような状況では、市民が納得できるものか、このまま進めていけるものなのか、疑問に感じるところであります。
 そこで、今まで何度も質問されていることですが、改めて確認を兼ねて、市全体の今後の開発計画の中での(仮称)こども未来館の位置づけという点から、改めて(仮称)こども未来館の役割についてお尋ねいたします。
 以上で1回目の質問を終わります。各位の誠意ある御答弁をお願いいたします。

○議長(玉井宰)
 質問項目1について答弁を求めます。

◎教育部長(伊藤武志)
 それでは、質問項目1、公共施設の整備についての御質問に順次お答えさせていただきます。私からは、(1)新図書館建設についてお答えをいたします。
 まず、ア、どのように市民の意見を聴き推進しているかとのお尋ねでありますが、新図書館建設事業につきましては、平成27年10月に実施されました住民投票後、改めてゼロベースから議論を再スタートさせることとし、平成28年4月に市議会からも要望のありました学識経験者や市内各種団体の代表、公募市民の方などを委員とした「新小牧市立図書館建設審議会」を設置し、約1年間、17回にわたる審議会を経て、平成29年2月に審議会から「新小牧市立図書館の建設方針について」答申をいただきました。
 その答申には、建設位置としては小牧駅西A街区新設がよいという意見が多数であったこと、また管理運営形態につきましては市直営を維持しつつ業務委託を活用することについて賛成の意見が多く出されたことなどが記載されております。
 そして、その答申を尊重する形で、建設位置を小牧駅西A街区とし、また、運営は民間ではなく市が行うことを原則とするなどとした「新小牧市立図書館の建設方針」を決定し、平成29年市議会第2回定例会において、新図書館の設計に必要な予算を御議決いただき事業を推進しているものであります。
 現在は実施設計の途中段階でありますが、設計に多くの市民の意向を反映させていくために、無作為抽出による市民3,000人を対象とした市民アンケート調査の実施や、中学生や高校生を対象としたスクールミーティングの開催、中学生や高校生、大学生、新図書館で活動や連携を予定しているボランティア団体の方々などに参加いただいたワークショップの開催、また、第三者的かつ専門的な視点により助言をいただく「新小牧市立図書館建設検討会議」を開催するなど、市民の意見をしっかり聞いてまいりました。
 これらの市民の意見の多くは、新図書館に期待を込めた前向きな意見であり、現在の設計内容は、それら多くの市民の要望が反映されたものになっているものと考えております。
 今後も引き続き、市民の御意見、御要望を反映しながら設計を進め、予定どおり来年度から建設工事に入っていきたいと考えております。
 次に、イ、専門司書の充実について、どのように考えているかとのお尋ねであります。
 新図書館では図書館利用者のさまざまな相談に応じるレファレンス機能を強化することになっていることから、そこで働く職員の質の向上も欠かせないものと考えております。
 そのため、可能な限り司書有資格者の確保に努めるとともに、図書館職員としての専門的知識・技術を高める研修機会を設けるなど、利用者のサービス向上と期待に応えられる人材を育成してまいりたいと考えております。
 次に、ウ、来館者数を増やす工夫をどのように考えているかとのお尋ねであります。
 新図書館につきましては、今まで図書館を利用してこなかった方々にも来館いただき、多くの方に御利用していただきたいと考えております。
 そのため、図書館本来の機能である蔵書と閲覧席の充実はもちろん、これまでの貸し出し中心の図書館から居心地のよい滞在型の図書館としていくことで来館者の増加を図っていきたいと考えております。
 さきの舟橋秀和議員の一般質問にお答えしましたとおり、居心地のよい場所とするため、座席は自分のお気に入りの場所を選べるように多種多様なものを設置します。また、多くの市民から要望のあるカフェスペースを設置します。さらに、Wi-Fi環境の整備などICT化により市民サービスの向上を図ります。
 現在、実施設計の中で細部の見直しをしているところでありますが、今後も多くの方に御来館いただける居心地のよい魅力ある図書館とするよう取り組んでまいります。
 以上であります。

◎都市建設部長(渡辺学)
 続きまして、(2)再開発ビルラピオについて、これまでの経緯を含めた現状についてのお尋ねであります。
 再開発ビルラピオにつきましては、小牧駅周辺の中心市街地の活性化を図るため、都市環境の改善と地域商業の活性化を目指し、平成7年9月に、公共公益施設と商業施設を配置した複合ビルとしてオープンいたしました。
 当初は、キーテナントであるイトーヨーカドー小牧店が1階から4階まで営業し、数多くの専門店も出店するなど、駅前の商業ビルとしてにぎわいを見せておりました。
 その後、全国的に、郊外に大型ショッピングセンターが進出し、中心市街地の商業の空洞化が見られる傾向が強まる状況の中、ラピオビルでも平成19年9月にイトーヨーカドー小牧店が閉店することとなり、同年11月に平和堂が1階から3階までアル・プラザ小牧の営業を始められました。
 しかしながら、アル・プラザ小牧も本年1月に閉店となり、現在は三河屋が1階で営業され、2階フロアの約半分を使って、100円均一ショップ、室内遊園地、ゲームセンターのテナントが営業されております。
 一方、ラピオの5階には当初から、公共施設として、まなび創造館がオープンしており、イトーヨーカドー小牧店が閉店後の平成20年7月には、4階にえほん図書館、子育て広場などがオープンいたしました。
 3階と4階の一部では、平成23年12月からファニチャードーム小牧店が営業しておりましたが、平成28年12月に閉店となる中、ラピオを管理運営する小牧都市開発株式会社から、ラピオビルの施設コンセプトを「こども・子育て」として、市に対して公共施設の導入を要請されました。
 そして、現在の状況につきましては、さきの舟橋秀和議員の御質問にお答えしましたとおり、テナントにつきましては、現時点において、小牧都市開発株式会社の御努力により予定した箇所への誘致は既に完了し、それぞれのテナントが営業されているところであります。
 公共施設につきましては、9月1日には3階に(仮称)こども未来館の一部である子育て世代包括支援センターが先行オープンしましたが、2階から4階に整備する予定の(仮称)こども未来館につきましても設計作業を鋭意進めております。この整備に伴う市が所有する専有部分の床の一部撤去につきましては、ラピオビルが柱とはりで建物を支えるラーメン構造の建物であることから、柱やはりを残して床を撤去することは、建物の構造に影響がなく、ラピオ管理規約第16条に定める禁止行為には該当しないものでありますが、区分所有者の共有の利益に係る基本的な事項であるため、ラピオ管理規約第54条に基づき、去る8月29日に開催された集会において、ラピオを区分所有する地権者の方々全員の合意を得たところであります。
 また、ラピオへの市民活動センターの移転につきましては、現在、面積や必要な機能、設備等の検討を進めております。
 こうしたことから、ラピオにつきましては、公共公益施設と商業施設との複合ビルでありますが、環境の変化に伴い、徐々に公共公益施設の割合が多くなってきております。
 いずれにいたしましても、ラピオビルは中心市街地のにぎわいの創出の核となる拠点施設でありますので、さまざまな環境の変化に対応しながら、「こども・子育て」を中心としつつ、世代を超えて市民がつながり、こどもの夢を地域の大人が支援することで、地域全体で子育てを応援する拠点として、あらゆる世代の多くの方々が来館することができる施設としてまいりたいと考えております。
 私からは以上であります。

◎こども未来部長(鍛治屋勉)
 続きまして、(3)(仮称)こども未来館について、その役割についてのお尋ねであります。
 平成30年第2回定例会の長田議員の一般質問で御答弁したとおり、平成27年5月に、これからの未来を担うこどもの夢への挑戦をまち全体で応援することで、こどもを中心に世代を超えて市民がつながり、あたたかく支え合う、暮らしやすい魅力あるまちを目指して、「こども夢・チャレンジ№1都市宣言」を行い、これを踏まえて、平成28年3月に、地域全体で子育てや子育ちを支え合うまちを実現するため「小牧市地域こども子育て条例」を制定するなど、これまでの「充実した子育て環境」という強みをさらに強く進化するべく、さまざまな取り組みを実施してきております。
 その取り組みの一つとして、再開発ビルラピオの再構築に当たり、狭隘化が問題となっておりました中部公民館内の児童センター及び中央子育て支援センターをラピオ内に移転し、その機能を強化して、こどもが主役となる拠点として、また、本市の子育て支援の中核施設として、(仮称)こども未来館を整備することとしたものです。
 (仮称)こども未来館は、本市の子育て支援の中核施設として「こどもの夢への挑戦を応援する施設」「こどもを中心に世代を超えて市民がつながる施設」「こども・子育ての中核となる施設」を目指しており、まさに「こども夢・チャレンジ№1都市」として、次世代の地域を担うこどもたちのさまざまなチャレンジを地域全体で応援するための核となる施設となることを期待しております。
 また、(仮称)こども未来館の整備は、新図書館の建設と小牧駅周辺整備とあわせまして、これまで魅力が少ないと言われていた小牧駅前の再生、活性化の鍵をにぎる市民待望の施設としての重責を担っていると考えております。
 新図書館や(仮称)こども未来館を訪れていただいた方たちに、本市の充実した子育て環境を市内外へ発信することにより、こども夢・チャレンジ№1都市宣言の「こどもを中心に世代を超えて、市民がつながり、支え合う、住みよいまち」であることを実感していただき、小牧で子育てをしたいと思っていただける人がふえれば、本市への定住促進にもつながっていくのではないかと思っております。
 (仮称)こども未来館の整備を追い風として、さらにこどもの夢を育み、夢へのチャレンジを応援し、こどもを中心に全ての世代がつながることにより、全ての世代が暮らしやすい、あたたかい支え合いのまちづくりへとつながっていくことを期待しております。
 以上であります。

◆11番(船引嘉明)
 丁寧な御答弁、ありがとうございました。それでは、再質問に入ります。
 (1)の新図書館建設事業については、市民の要望を聞きながら丁寧に進められているということですが、市が市民の要望をしっかり聞いて事業を進めていることや、現在の設計の内容がまだまだ市民に伝わっていないところがあるのではないかと思います。
 アの再質問として、市民の関心の高い新図書館建設であるだけに、建設内容が決まってくると、実際に利用するための管理運営上の要望がさらに集まってくるようになります。これまで以上にきめ細かな対応が求められることになります。市民からいただいた貴重な意見に対し、その後どのような対応を考えておられるのか、いま一度お尋ねいたします。

◎教育部長(伊藤武志)
 新図書館建設事業の実施状況の市民周知などの対応についてのお尋ねかと思います。
 現在の設計内容は、市民アンケートやワークショップでいただいた多くの市民の要望が反映されたものになっているものと考えておりますが、今後、具体的に市民からどのような要望があって、それをどのように設計に反映したかということを市民にお伝えすることは非常に重要なことであると考えております。
 そのため、現在は設計の途中段階ではありますが、市民の要望を取り入れた現時点の設計内容をホームページや広報こまきなどに掲載していくなど、さらなる市民への周知に取り組んでまいりたいと考えております。
 以上です。

◆11番(船引嘉明)
 それでは、次にウの再質問として御質問します。
 新図書館の利用者目標を人口15万人の3倍の45万人と計画しておられると伺っております。これは平成29年の年報によれば、本を借りた人の数は本館で6万人余りとも伺っております。この状況に対して、年間想定来館者数の算出根拠についてお尋ねします。

◎教育部長(伊藤武志)
 新図書館の来館者数につきましては、現図書館から新図書館への規模拡大から約45万人と想定いたしました。
 具体的には、現在の図書館本館の年間来館者数は約15万人でありますが、新図書館の規模として、図書館部分の延べ床面積が現図書館に対し約2.8倍、座席数が約4.6倍、蔵書数が約2倍であり、これらを総合的に勘案し、想定来館者数を現在の約3倍の約45万人としたものであります。
 以上であります。

◆11番(船引嘉明)
 ありがとうございました。
 小牧の新図書館は、いろいろな意味で市内外の注目の的です。そして、新図書館が小牧の駅前の顔となり大切な知の拠点となることを願っております。これでまた一つ、小牧といえば新図書館と言われるほどの名所が整うことに大きな期待がかかっております。駅の真ん前ということで、感動を生む多機能型の施設として、愛称なども含めて、とても楽しみにしております。市長の奮闘、どうぞよろしくお願いいたします。
 次に、(2)については、再質問ではなく要望として、申し上げたいことがございます。
 世の中、核家族が当たり前になり、おひとり様と呼ばれる生活スタイルの人がふえている中、一方では人と人の関係が希薄にならないための気遣いのある配慮も大切になっております。人と交わりかかわることも、子供の社会的な成長に役立つこともしかり、大人にとっても子供たちの様子を見ていて癒やされる面もあります。もともと、せっかくのラピオの命名の源、その発祥の原点は、人々の生活のオアシスとしての場です。世代を超えて市民がつながり支え合う住みよいまちの実現のためにも、こどもを地域全体で応援し全ての世代が暮らしやすいあたたかいまちづくりを標榜するところでありますから、ぜひとも人が集まりやすい仕掛けも十分に織り込む必要があると考えますので、よろしくお願いいたします。
 次に、(3)の再質問の1つ目として、これまで市民の憩いの場としても幅広い年代層の利用があったわけですが、こどもを中心にした施設が結集することで、4階の多目的室前にある大人が集まっている場所がなくなりますが、誰でも気兼ねなく来られていたのが近寄りにくくなることに対しては配慮されているのかお尋ねいたします。

◎こども未来部長(鍛治屋勉)
 平成30年第2回定例会の稲垣美佐代議員の一般質問に御答弁させていただいたとおり、4階まなび創造館の多目的室前の雑誌が読めるスペースにつきましては、「高齢者の居場所として残してほしい」という意見や、子育て広場の利用者から「たくさんの大人がいて子供が怖がってしまう」という意見、「(仮称)こども未来館の2階の「みんなの交流広場」に移動させてはどうか」というワークショップの意見もいただいておりますことから、これらの意見を踏まえ、どの場所に配置するのが適当なのかを現在検討しております。
 以上であります。

◆11番(船引嘉明)
 次に、再質問の2つ目について、建設費用に対する目標利用者数の設定の妥当性についてお聞きいたします。
 基本構想に出ていた参考事例の一つとしておられる函館のキッズプラザとみらい館も8月に行ってまいりました。人口約26万人で、想定来館者数23万人、建設費は百貨店の居抜きの3階4階、広さは合わせて2,550平米を約16億4,000万円で取得し、整備費約3億6,000万円、維持費は年間の指定管理費に約1億3,000万円、ビルの管理維持費約2,000万円、現在の利用者数は合わせて約15万人、ほかには遊具などのコンテンツの補修整備管理に約4,000万円かかっているとのことでした。
 これに比較して、いかに小牧が過大なものを検討しているか、その中身が見えてきました。これだけの広さでこれだけのお金をかけるのに、内容がはっきりさせられないタイミングということもあってなかなか見えてこない、そのためにかえって混乱を招く。実際の子育て真っ最中のお母さん方の声、また、本当にこれが必要なのかと心配する声、判断する中身もなかなかわからないので市民も協力のしようがなく、話が深まりません。
 そこで、この(仮称)こども未来館は、来館者数をどの程度見込んでいるのかお尋ねします。

◎こども未来部長(鍛治屋勉)
 平成30年第1回定例会の日本共産党小牧市議団の代表質問に御答弁したとおり、将来予測は難しいところではありますが、平成28年度には、児童センターの利用者数は4万6,582人、中央子育て支援センターの利用者数は1万9,843人、子育て広場は7万604人で、3施設合わせて13万7,029人の利用実績がありました。
 新しい施設になるため、この人数を上回る利用者を想定していますが、味岡児童館の建てかえ時の実績によりますと、建てかえ前の平成22年度の利用者数が3万8,819人、建てかえ後の平成25年度の利用者数が8万3,991人で約2.2倍になりました。単純計算になりますが、3施設の合計13万7,029人に2.2を乗じると約30万1,000人となります。
 また、他市の類似施設の来館者数と人口比から、本市の人口規模で試算すると、年間約30万人を見込んでおります。
 以上であります。

◆11番(船引嘉明)
 どうもありがとうございました。
 私も市民から負託を受けている者として真剣です。このたび、議会の冒頭で(仮称)こども未来館の空床7,000平米の管理費用が半額強の6,400万円余りとの訂正がありましたが、今になって出てくる話でしょうか、私たち議員にはとても見えにくい部分です。これもじっくりとよく煮詰める時間があってわかったことなのでしょうか。誰にでも間違いはあることですが、もしこのまま進んでいたら大変なことになっていたのではないかと思うと、表に出て正直ほっとしております。
 数字的なものが一旦表に出てしまうと、これがもとに話が進み、とんでもないことになる場合もあります。市民の血税を大切に使わせていただくわけですから、どうかこんなことが二度と起こらない仕組みにしていただくことをきつく市長に進言いたします。
 そこで、市長の名誉挽回のために、提案要望をいたします。
 このこよなく愛する小牧が、本気で何を置いても子育て№1の都市宣言にふさわしい全国一の事業計画をするのであれば、なおさら、覚悟を決めて、拙速だとか矢継ぎ早だとか思われないように、まちの自慢となる小牧市の先の世の浮沈をかけた最重要な案件としての進め方を求めます。
 議員になって、数々の視察を経て、市長の懐の深さを見せる現場での職員さん方のかかわり方や綿密な市民とのワークショップや説明会を定期的に設けるなどして対話を大切にするから、かなっていくことと知りました。着実に市長の思いが市民の心に届き、市民からもその仕込みがしみ渡り感激あるように進めることが肝心だとつくづく感じたところです。
 どうか、この小牧市がさらに発展し、そしてこれからの日本をつくっていく若い人たち皆が幸せになれる社会の実現のために、争うことなく受け入れ認め合って支え合って、それぞれの幸せを自由に目指せるような社会の実現を目指してみんなで実りある日々のために、一体感を大切にみんなでみんなを支え合って精いっぱい楽しめるように考えていきましょう。
 一回しかない人生だけど、思い切ってやってよかったと思えるように、日本中の笑顔のかけ橋になって、皆さんの一日一日を大切に最高のステージを目指して、市民の皆様とともに今をつくり出そうではありませんか。
 結びに、どうか、市長には、(仮称)こども未来館があるから小牧に住まなきゃねと言われるほどのものを目指していただき、市民とともに入念にこの場この時をつくり上げる仕組みをつくり、市民の皆様が人に喜ばれ必要とされ役に立つやりがいある場所を生み出す楽しみになるよう、市民と一緒になってまちをつくる生きがいを楽しめるように、ついのすみ家を感じながら、次世代につなぐ(仮称)こども未来館の輝かしい希望の種を育てていけるようにすることを強く要望して、全ての質問を終了いたします。ありがとうございました。