平成29年度第1回定例会  平成28年3月9日


◆11番(船引嘉明)
 議長のお許しをいただきましたので、さきに通告いたしました1項目、元気創造都市の実現について質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
 希望と未来にあふれる元気創造都市の実現について、3点に分けてお伺いしていきます。昨年から世界中で歴史的な大転換と言える衝撃的な出来事が続いております。人知を超える天災はともかく、イギリスのEU離脱や新アメリカ大統領の内向き政策が示され、世界の牽引役的両国が保護主義に走り、世界中が動乱の時代に突入。日本国内でも天皇陛下の生前退位のお話、リオ五輪メダル最多の快挙、スマップ解散、小池東京都知事誕生、豊洲問題など切りがありません。
 一方、この小牧においては、昨年11月に天皇、皇后両陛下の御行幸啓を賜り、この4月3日には大相撲の初場所で17年ぶりに横綱となった日本人力士稀勢の里関が、時折しもパークアリーナでの巡業相撲が重なり、楽しみでわくわくします。
 さて、このたびは第6次総合計画新基本計画に掲げる都市ヴィジョンの元気創造都市の実現について掘り下げます。施政方針にありましたまちの活力と暮らしの安心の創造には、持続的なバランスのよい産業集積により経済雇用、財政の基盤を確立し、産業振興のために小牧市企業新展開支援プログラムを推進するとうたっています。
 全国的には少子高齢化や産業の空洞化の影響か、内需の回復が厳しく、社会の根幹を担う世代の高齢化や後継者不足など、多くの課題を抱える中ですが、我々の足元の小牧市はどうでしょうか。我がまちも4人に1人が65歳を迎え、人口減少に突入したことは、市の財源確保が気になるところです。財政の健全性を図る財政力指数では、平成27年度が1.213、これは全国790都市中12位、県下7位です。決算で見ると、義務的経費を除いた比較的自由に使えるお金が、平成27年度は61.29%で、前年より1.77%下がり、全国では59位から97位に後退しました。財政基盤がしっかりしないと都市は活力を失っていきますので、小牧市もさらに財政基盤を固めていくことが重要であります。それは人(労働力)と仕事(産業)があってこそ、まちすなわち元気創造都市となり得るわけであります。
 そこで、雇われる側の視点から、どのように感じているのか、人手不足の時代に発言権が強いのはどちらか。生活するには、まずは経済的な支えとなる働く場所が必要です。そして、社会的な支えとなる将来設計や結婚、出産、子育て、教育環境も大切で、より住みやすく、暮らしやすく、より便利なほうに動きます。最終的に何をどう選ぶか決めるのは、雇う側ではなく、自立した自由な個人なのです。
 ここでよく考えておかなければならないことは、個人の経済的な安心感は元気のもととなり、雇用の安定や働きがいを生み出し、社会人としての務めを果たします。また、親となっては親のありがたみも知り、子育てに生きがいを見出して親の務めを果たし、次の世代の土台になって引き継いでいくことです。一人一人のこうした営みが有史以来脈々と築かれてきた社会基盤を発展させる生産と消費を綾織りなします。その根底には大切な社会資本の源になる元気を創造する働きが仕込まれていることです。これは市民憲章に掲げられております「希望と働く喜びのある活気あふれるまちにしましょう」につながっています。ここには一人の人間が一生で生み出す消費者と生産者の両面、提供者と受け手と双方の働きを持ち合わせていて、この元気創造こそ人口規模の重要性を秘めており、よく捉え、深めていく必要があると考えるわけです。そこで1回目の質問に入ります。
 (1)として、まち・ひと・しごと創生総合戦略についてお尋ねします。
 質問アとして、製造業及び卸売業、小売業の従業員数の目標値についてです。この戦略では市の人口が2015年は15万3,728人から5年後の推計で15万1,330人と減少2,400人余となる中、この従業員数の目標値が5万4,359人と、5年で1,260人余の増の目標となっていますが、その算定根拠について伺います。
 質問イとして、現在の最新の比較人数とその把握がいつできるのか、その時期について。
 質問ウとして、その分析と対応について伺います。
 以上で質問(1)を終わります。
 次に、(2)の質問に入ります。新たな産業の創出に向けた取り組みについてであります。
 まち・ひと・しごと創生総合戦略の基本目標として、その一番目にあるこの順番の意味を捉え、「持続して発展を続ける産業・経済の確立による雇用の確保・創出」に関して、その取り組みがどうなっているのか洗い直してみます。国も2014年に定めた中小企業振興策に対して、県も市の順次同条例を制定し、商工会議所も同事業を連携して取り組まれ、体系的に位置づけ、それぞれの立場と役割を担って官民一体での支援体制を整えるという話を伺います。また、きのうの政道クラブの代表質問にて、航空宇宙産業や次世代成長産業への取り組みなどはわかりましたが、これらを含めた新たな産業の創出という視点での取り組みについて伺います。
 そこでアとして、現在市ではどのような取り組みがなされているのか。
 質問イとして、その取り組みに対して実績はどのようになっており、どのような検証がされ、成果や課題は何か。
 さらに、かの新基本計画にある基本的方向にも記載があるように、新たな産業の創出にはこれらを支える人材は必要不可欠です。このため質問ウとして、新たな産業を担う人材育成の体制はどのような状況なのかをお尋ねします。
 以上で質問(2)を終わります。
 それでは次に、質問(3)に入ります。市の統計によると、若年の勤労者世帯の流出傾向に不安を感じます。名古屋市を除く尾張地区で唯一昼間人口の多い産業都市に育て上げられたこの小牧市、この恵まれた財源を次の世代にしっかり引き継いでいくためにも、この強み、その魅力を追い風にさらに拍車をかける手立てを先駆けていきたいところです。
 市の企業新展開支援プログラムの補助制度の充実としては、既に30を超えるメニューがそろっており、企業経営の視点からのあらゆる切り口から講じられているところですが、ここで企業に勤める若年の従業員の目線から、やりがい、働きがい、生きがいにつながる労働環境の充実にも目を向けていくメニューの切り口も周りに先駆けて講じられてはいかがでしょうか。こちらは地域ブランド戦略アクションプランにかかわる問題かもしれませんが、彼らはなぜよそへ移るのか。男性の判断基準や女性の目線では何をもって小牧を選んでいるのか、この理由に何か次なる手立てへの糸口が見えてこないかという点で伺います。
 元気に働く場と元気に消費生活する暮らしの場の両輪が相まって相乗効果も一層高められるはずです。元気のハイブリッドとなる、ここで働く若い人々に視点を当てた市長のトップセールスの手腕の発揮に対する手立てを伺います。
 質問アとして、移住の原因把握と分析について尋ね、質問イとして、その対策は立てているのか、お尋ねします。行政として市民の立場にたった、住みたいと思われる情報が伝えられているのかについてお聞かせください。
 以上、質問(3)を終わります。これで1回目の全ての質問となります。御答弁よろしくお願いいたします。

○議長(橋本哲也)
 質問項目1について答弁を求めます。

◎地域活性化営業部長(神戸徹)
 質問項目1、元気創造都市の実現についての(1)まち・ひと・しごと創生総合戦略についてのア、製造業及び卸売業、小売業の従業員数の目標値の根拠についてのお尋ねでございます。
 平成31年度の従業者数の目標値につきましては、平成16年の企業統計調査における製造業及び卸売業、小売業の従業者数の5万125人と平成26年の経済センサスにおける製造業及び卸売業、小売業の従業者数の5万3,093人により算出した増加率を、平成26年度の従業者数に乗じて得た数値に、人口ビジョンによる目指すべき将来の方向に沿った今後の施策の効果があらわれた場合の生産年齢人口の減少率を乗じて算出し、5万4,359人と設定をいたしたところでございます。
 続きまして、イの最新の比較人数がいつになるかとのお尋ねでございます。
 目標値の根拠となる経済センサスの数値は、2年ごとの公表となります。平成28年経済センサスにつきましては、国において平成28年6月1日を調査時点として、平成29年9月末以降に順次結果を公表していく予定とされていることから、目標値と比較する最新の人数については、その公表後になると考えております。
 続きましてウ、その分析と対応方法についてのお尋ねでございます。
 小牧市まち・ひと・しごと創生総合戦略の進行管理については、有識者等からなるまち・ひと・しごと創生推進懇談会を設置し、各基本目標及び施策において設定した数値目標や重要業績評価指数の達成状況についての検証を行うとともに、必要に応じて施策の見直しを行うものとされております。
 具体的には、この計画に掲げた製造業及び卸売業、小売業の従業者数の目標値の達成に向けた各施策の平成27年度の実績値について、その要因の分析と課題、またこれらを踏まえた今後の方向性を担当課において分析し、その内容につきまして、本年1月20日に開催されたまち・ひと・しごと創生推進懇談会において、大学教授を初めとする有識者の方々に御意見をいただいており、今後の取り組みに反映していくこととしております。
 続きまして、(2)新たな産業の創出に向けた取り組みについてのア、現在市ではどのような取り組みがされているか。イの現在の実績と成果や課題は何かとのお尋ねでございます。アとイは関連がございますので、一括して答弁させていただきます。
 小牧市の産業振興については、まち・ひと・しごと創生総合戦略と方向性を同じくした小牧市企業新展開支援プログラムに基づき実施しております。このプログラムではまち・ひと・しごと創生総合戦略と同じく市内企業の操業支援、企業誘致と産業集積の推進、起業・新産業展開の支援の三つを戦略の柱に、それぞれ二つの展開方向を定義し、さまざまな施策を展開しております。
 この展開方向のうち、新たな産業の創出に関連するものとしましては、企業誘致と産業集積の強化に掲げる航空宇宙産業の集積強化と起業・新産業展開の支援に掲げる次世代成長産業を初めとする新たな取り組みへの企業チャレンジのサポートの二つの展開方向がございます。これらの展開方向に基づく新たな産業の創出に関連する支援として、新増設、設備投資に対する支援、次世代成長産業参入の取り組み支援では、昨日の政道クラブの代表質問において野々川議員にお答えしました企業立地促進補助金や市内企業再投資促進補助金、また中小企業次世代成長産業設備等導入補助金、次世代成長産業参入セミナーなどを創設、実施をしております。支援プログラムが策定されて以降、平成29年2月末までの実績については、企業立地促進補助金16件、市内企業再投資促進補助金4件の認定と、中小企業次世代成長産業設備等導入補助金8件の交付を行い、次世代成長産業参入セミナーは3回開催し、参加者は149名となっております。
 また、航空宇宙産業参入への取り組み支援では、航空機固有の認証の取得に要する経費の一部を補助する航空機部品製造認証取得支援補助金や航空宇宙産業の展示会に出展する経費の一部を補助する航空宇宙産業販路開拓支援補助金を創設いたしました。実績といたしましては、航空機部品製造認証取得支援補助金13件、航空宇宙産業販路開拓支援補助金6件の交付となっております。
 さらに、研究開発、技術開発への取り組み支援では、特許権の出願、出願審査請求及び国内実用新案権の出願に要する経費の一部を補助する知的財産権取得事業費補助金や技術の向上並びに産学及び企業間の交流の促進を図るため、大学または研究機関との連携や2者以上の企業間で連携して新サービス、新製品等を共同開発する事業を行う市内の中小企業者に対し、その経費の一部を補助する中小企業産学連携・企業間連携事業費補助金を創設いたしました。実績としては、知的財産権取得事業費補助金46件、中小企業産学連携・企業間連携事業費補助金2件の交付となっております。
 起業・創業への支援では、法人を設立する方に対し、法人設立に必要な手続に要する費用の一部を補助する起業・会社設立支援補助金、創業資金の融資を受けた方に対し支払利子を補助する創業支援利子補給補助金、創業支援セミナーの開催などを創設実施しております。実績といたしましては、起業・会社設立支援補助金52件、創業支援利子補給補助金43件の交付を行い、創業支援セミナーでは3回開催し、参加者は43名となっております。
 これらの実績に基づく成果や課題の検証につきましては、一定の期間を経て活用がなされた後、検証していく必要があります。このプログラムに計画したこれらの補助金以外に新たに新設した補助金も含め、約2年から2年半が経過し、一定数の利用も行われたことから、現在利用された企業に対しアンケートを実施しており、今後成果の検証と必要な改善について検討を進めたいと考えております。
 続きましてウ、新たな産業を担う人材育成の体制はどのような状況かとのお尋ねでございます。
 新たな産業を担う人材育成の支援といたしまして、小牧市ではさきにお答えしました次世代成長産業参入セミナーや創業支援セミナーの開催を初め、中小企業に対し中小企業大学校、ポリテクセンター中部及び商工会議所が実施する研修等の受講料の一部を補助する人材育成研修費補助金を実施しております。
 また、創業者への支援では、昨年8月に産業競争力強化法に基づく国の創業支援事業計画の認定を受け、市が金融機関や商工会議所、日本政策金融公庫など、認定連携創業支援事業者と連携して、相談窓口の設置やセミナーの開催などの取り組み強化、体制整備を図り、創業者の育成、支援に努めております。
 一方、本市以外の取り組みで特徴的なものといたしましては、航空宇宙産業への人材育成が多方面で強化されております。市内では、ポリテクセンター中部において昨年度より航空機製造技術者養成講座が開催されており、また愛知県立小牧工業高校では、平成31年度までに航空産業科の設置が予定されております。また、愛知県では今年度に開校した愛知県総合工科高校の先端技術システム科に航空産業コースが新設され、また中部大学では平成30年度に宇宙航空理工学科が新設予定であります。
 本市におきましても、引き続き新たな産業に向けた人材育成への支援に努めてまいりたいと考えております。
 私からは以上であります。

◎市長公室長(伊木利彦)
 続きまして、(3)の若年の勤労者世帯の流出傾向と対応についてのうちアとして、移住の原因把握と分析について、イとして対応策についてのお尋ねでございます。アとイは関連がありますので、一括して御答弁申し上げます。
 さきの公明党の代表質問において加藤議員にお答えしましたとおり、人口ビジョンでは2014年の本市の社会動態は、20歳から34歳の転出超過が顕著でありました。その理由としまして、人口ビジョン策定時に行った転出入者アンケート調査の結果では、転出の理由として、男女ともに就職等、転勤が多く、20代、30代では結婚による転出が多い状況でありました。
 そこで、議員御指摘のとおり、これらの方々の行動傾向の類似性等を検証すべく、市では市民課窓口を初め、各支所及び都市センターにおいて転出入者を対象としたアンケート調査を平成28年6月より四半期ごとに実施しているところであり、本年3月に実施する調査をもって、1年を通した分析が可能となります。なお、この調査内容と結果を踏まえまして、より詳細な分析につなげてまいりたいと考えております。
 以上であります。

◆11番(船引嘉明)
 それでは、御答弁どうもありがとうございました。順次質問をさせていただきます。
 そこで、まず(1)のウの分析と対応方法の質問に続けてであります。
 この計画に掲げた製造業及び卸売業、小売業の従業員数の目標値達成に向けた各施策においては6施策あります。実績値の要因分析と今後の方向性を担当課にて分析しとのことですが、産業振興全体での本市の補助制度が幾つかある中で企業がどう思われているのか、どのような形でその受けとめ方を把握されているのか伺います。お願いします。

◎地域活性化営業部長(神戸徹)
 本市の産業振興の支援に対する企業の受けとめ方につきましては、第6次小牧市総合計画新基本計画の基本施策、商工業展開方向の2「既存商工業の経営を支援します」において、小牧市の産業支援策について、他市と比べて充実していると思う企業の割合を指標として定めております。このため、市内に立地する企業、事業所の中から無作為に抽出し、この指標に対するアンケートを実施しております。
 アンケートの結果といたしましては、平成27年度実績となる平成28年7月の調査では、1,000社に対し実施をし、有効回答数は290社となりました。その内容としては、「小牧市の産業支援策について、他市と比べ充実していると思いますか」の質問に対し、「思う」「どちらかと言えば思う」と答えた企業の割合は75.7%と高い割合となっております。
 以上であります。

◆11番(船引嘉明)
 ありがとうございました。世の中、どちらもですけど、厳しいことに、どの自治体も生き残りをかけて、国を挙げた人の争奪戦が始まっています。市長の施政方針にのっとって、どうかこの小牧の施策に相対的にさらに勝る磨きをかけ、その有効性を比類なきものとしていま一度強く市内外にアピールしていただき、夢を描き、挑戦し、実現できる希望と活力をあふれさせるためにも、市長の言われる市民総ぐるみの市政運営のために、企業市民も味方につけて奮闘していただきたいと要望いたしまして、(1)の質問を終わります。
 続いて、(2)の再質問に入ります。
 アとイに対しましては、新たな産業の創出に向けた取り組みや航空宇宙産業を初めとする次世代成長産業の集積について把握できました。人口減少社会の中、都市経営を維持、発展させていくには、市民の生活を支える雇用を生み出す強い産業基盤が必要となります。引き続き社会変化に対応した新たな産業基盤づくりに努めていただきますようお願いします。
 そこで、ウに対しても再質問させていただきます。さまざまな補助制度やセミナーなどが実施されていることがよくわかりました。しかし、小規模な事業所ではこのような制度の情報が得にくい状況が見受けられます。そこで、このような事業所に対してどのように制度の周知を図られているのか、お伺いします。

◎地域活性化営業部長(神戸徹)
 小規模な事業所に対しどのように制度の周知を図っているのかというお尋ねでございます。
 現在、本市では毎年、企業支援施策の概要を記載した企業支援ガイドブックを作成し、金融機関や商工会議所に送付し、事業所への周知に活用をいただいているところでございます。また、広報こまきや会議所報「つつじ」においても機会を捉え補助制度などを掲載し、周知を図っているところであります。さらに、企業立地推進課、こちらを中心に年間200件以上の企業訪問を行っており、訪問の際に補助制度の説明を行っております。
 小牧市企業新展開支援プログラムの策定に伴い、新たに創設した補助制度につきましては、年々活用もふえていることからも段階的に周知が広がってきているものとは考えておりますが、引き続き小規模な企業へも企業訪問等、積極的に行うことにより、引き続き周知に努めてまいりたいと考えております。
 以上であります。

◆11番(船引嘉明)
 ありがとうございました。おおよそのことはわかりました。実は、小さいところが非常に多いということですから、大手さんにどうしても目が行くと思いますが、ぜひ細かいところに丁寧にお願いしたいと思います。
 (3)については、まだ人口分析の途中ではありますが、いろいろな施策を絡めて名鉄小牧線沿線上の最寄りの駅周辺の区画整理や住宅開発のおかげもあって、人口増加については今後も期待が膨らむところです。さらに、小牧の強みを生かした若年勤労者世帯向けの施策によって、今後若年世代の流出をとめ、かつふやすような施策の積極的な展開をお願いし、平成31年の目標達成に向け強力に努力されるよう要望します。
 最後になりますが、自治体にとって経済的負担面からも地域の社会的ストレスの面からも、治安上の問題からも、働けるのに働くところのない人はできる限りなくしていく必要があります。企業の人手不足対策はいろいろと講じておられるところとは存じますが、これまでの企業立地や産業振興という、雇う側のハード面から捉えるばかりでなく、そこに雇われる側のソフト面、ここで生活する市民の社会福祉、社会保障的な意味合いから捉えた施策を講じ、心身の健全な人をふやすことで社会保障の負担も軽減されます。
 市内には年金をもらえる年でもお元気な方も大勢おられ、健康寿命対策も兼ねて働き場を創出したり、ほかにも子供の保育のために働きたいのに働けない人や、現役世代で早く安定した職場を見つけ、バリバリと働ける人にも生活基盤になる勤労先の斡旋情報、社会的に労働力の早期拡充を求めている業種に労力を振り向けやすくする促進策や、このまちだからこそ打てる力を少しでも先んじて生かす独自の事業制度などを盛り込むためのさらなる情報収集と提供の機会を期待して、希望ある未来にあふれる元気創造都市の実現について全ての質問を終わります。
 もし市長、お時間いただけるんでしたら。ありがとうございます。

◎市長(山下史守朗)
 ありがとうございます。船引議員から、元気創造都市の実現に向けて産業振興あるいは人口増加施策ということでお尋ねをいただきました。
 言うまでもなく、今この小牧市、「夢・チャレンジ始まりの地 小牧」というブランドコンセプトを掲げております。小牧山、小牧のシンボルでありますけれども、この史跡からまさに「夢・チャレンジ始まりの地」だということで、人もまちも夢を描き、夢に向かって挑戦する、そんなこれからも飛躍する希望ある小牧に向けて一層努力をしていきたいというふうに思っております。
 近年では、一昨年、市制施行60周年を迎えましたけれども、市制施行の昭和30年以来、先人がまさに夢を描いて全国にいち早く工場誘致条例を制定し産業振興に努めてきた結果、今お話がございましたように、全国でも名だたる産業都市へと発展してきたというふうに思っております。これをやはり引き継いで、さらに将来に向けて活力を維持向上させていかなきゃいけないというふうに思っております。
 先ほど財政の面にも、平成27年度の決算にも触れていただきましたけれども、3月1日号の広報でも財務4表を公表いたしました。市民1人当たり資産は9万円ふえ、また負債は2万円減りということで、いまだ健全財政を維持すべく行政改革についても努力をしているところであります。しかし、少子高齢化と人口減少の中で厳しさを増していく中、今船引議員がおっしゃったように、都市間競争も非常に激化をしている昨今でございます。そうした中にあっても、今この先人の築いてきた小牧の活力、豊かさというものをしっかりと維持していくために、今できることをしっかりとやっていく、そんな姿勢でいるところでございます。
 企業新展開支援プログラム、まだ道半ばでありますが、いろいろと今お話をさせていただきましたけれども、これによりまして、小牧の補助制度、当時14のメニューがございましたけれども、29に倍増いたしまして、また企業訪問等も職員非常に積極的に回っておりまして、企業の誘致や市内の企業がさらに小牧に、これからも市内で操業いただけるようにということで、企業とともに新産業創出等についてもお話をしながら、御相談をしながら支援させていただいているところでございます。
 また、若い世代が若干流出超過ということで心配をしておりますけれども、やっぱり若い人たちが小牧に住みたいと思ってもらえる、そんなまちづくりというものが非常に重要でございまして、企業面、また若者の人口増加という両面で元気創造都市に向けて、今議員からの御指摘をいただきました点を踏まえまして、またしっかりと職員一丸となって努力をしていきたいというふうに思っておりますので、今後ともの御支援を心からお願い申し上げます。

◆11番(船引嘉明)
 ありがとうございました。以上で全て終わります。御清聴ありがとうございました。